2015年9月29日火曜日

活動報告(平成27年5月 田邊農園さん)

実施日:平成27年5月10日(日) 「田邊農園さん 梨の小袋かけ」ボラバイト

1.百万一心のまち 安芸高田市

「百万一心」という言葉を知っていますか?
「ひゃくまんいっしん」と読む四文字熟語は、一つの日、一つの力、一つの心と読めます。
戦国武将、毛利元就が郡山城築城の折に作らせた礎石に「百万一心」と彫らせ、一日一日を、一人一人が力を合せて、心を一つにして事を行うことを教えたものといわれています。
ボランティア精神にも通じる言葉だと思いませんか。
そんな百万一心の石碑と郡山城跡が残る安芸高田市に総勢9名でやってまいりました。

2.光と風と緑のあふれる丘 田邊農園さんの梨畑

 今回は地元で主に梨農園をされている田邊農園さんにお世話になりました。
作業は「梨の小袋かけ」
 病気や害虫から守るために小袋かけが必要で、これをやらないと病気になって実がたくさん落ちてしまうそうです。
 小袋かけの前に摘果された状態となっていて、横に伸びた枝に一つ一つ残っている小さな梨の実に小袋をかけていきます。
 小袋は束になっていて、一枚ずつ取って梨にかけ封をするように小袋をかけていきます。
 段々畑の斜面なので必ずしもちょうど良い高さにあるわけではありません。低いところは腰をかがめ、高いところは背伸びして、時には足元が急斜面になっていることもあります。








緑の中にある小さな緑の実を見つける集中力が必要です。いつものボラバイトより静かな感じでした。






日焼け対策は必要ですが、降り注ぐ光、そよぐ風、葉っぱの緑が心地よく、2時間ぐらいの作業(今回、報告者の参戦が午後だけでした。スミマセン!)が短く感じられました。










眼下に見える梨畑を見ると、大変な作業であることが容易に想像できます。でも梨の花が咲くころは絶好のお花見場所になりますね。







(意見交換での参加者の感想まとめ)
・率直に楽しかった。
・貴重な体験ができた
・やり方が分からなかったが、コツがわかると楽しくなった。
・とても楽しくて、あっという間に終わった。
・難しいと思ったが、スムーズにできるようになると達成感が感じられた。
・成長過程見ることができて良かった。収穫もやりたい。
・一つの果実ができる苦労を知ることは大事。テレビでは「食べて美味しい」しか伝えない。
・梨の作業は初めて。果物は大変ですね。

生産者さんからは、
「小袋かけは少しでも早く終わらせたいので助かった。」
「大人数だと気分もワクワクしますね。」
「時間が速く進んだ感じ。いいプレゼントをもらいました。」
といったお話とともに、
「この時期の果樹園を見る機会は少ないと思います。成長する過程を見ることはいい経験になります。農業のイメージについて色々な情報が流れていますが間違った情報も多い。実際に現場に入ってみて作物がどうなっているか、自分の目で見てほしい。」というメッセージをいただきました。




今回もケガなく無事終了しました。みなさま、おつかれさまでした。
次回、6月に大袋かけを予定しています。
皆さまの参加をお待ちしております。




















(報告者:いきいき農業応援し隊事務局 神谷)

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